残業・メモ子
第34章 受信
「お待たせしました」
石割は、注文したメニューを運んできた…
その間、藤原はドリンクバーを選びに席を離れていた…
「…芽衣子さん…あの方は…」
石割の…詮索が…かわいく思えた!
『…会社の人!
目茶苦茶、性格悪いから!気にしないで!!!』
石割はクスクスっと笑って…
「ミラノ風パスタを、アドバイスしない時点で…芽衣子さん…あの方…嫌いなんだなぁ〜って…思いました!」
『解った?』
私たちはクスクス笑った
「な〜に?楽しそうじゃん!混ぜてよ」
「あっ…お客様、初来店ですので、パスタ増量サービスです。
彼女さんの前で…残したりしないでくださいね?」
石割は、さっきの仕返しとばかりに…残すなアピールをした…
確かに…心なしか…パスタの量が多い…
この…パスタ…マズイのに…
「へ〜…言うね…石割〜」
「では、ごゆっくり」
藤原は、眉をしかめ席に座った…
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