残業・メモ子
第30章 迷思
石割の言う通り、ファミレスの中は客が少なくて…
ザワつく気持ちを落ち着かせるには…有り難かった…
『…野菜…スープを…』
「少々お待ちください。」
石割は、注文を伝えにキッチンに向かった…
どこにでもある…チェーン店のファミレス…
なのに…私がここに通うのは…
前は……生きるため…
今は……
そっと…メモ帳を開く…
藤原さんが…影男かもしれない…
そう思うと……心臓?胸が痛い
メモ帳は……藤原さんのページ…
しかし…すぐに閉じた…
何だろう……
影男に近づいたのに――――――…
不安だったり…安心だったり…
やっぱり――――――…
頭が…ぐちゃぐちゃで!!!
「お待たせしました…
芽衣子…さん……?」
『あっ……』
石割の声に…ハッと我に返る…
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