
紫響繚乱
第896章 5月 17日
昨日ね
相方さんにメールしたの。
6月から3カ月くらい鹿児島滞在なんだけど
相方の誕生日に一緒に祝いたいな。
1年に1度の誕生日くらい楽しい事があっても良いでしょう?
ゆっくり考えてみてね♪
って。
完全にダメ元。
返事なんてこないと思ってたし、紫響の予想では連絡がないままに相方さんの誕生日に電話なりメールなり送って終わり。
だと思ってたから何も考えてなかったの。
そしたら、昨日の夕方電話がなって。
思わず、画面を見てもピンとこないくって。
だって、まさかの相方さんの名前が表示されててさ。
思わず、テンパり。
スマホ持ったまま、何故か右往左往してしまって(笑)
で、直ぐに
いやいや、出なきゃ!!!
って、我に戻って、通話を。
久々に耳から伝う相方さんの声は変わらなく優しくて、心地良くて。
紫響の鹿児島滞在期間にびっくりしてる相方さんの声を聴きながら、少し涙が溢れちゃって。
それでも、バレないように普通に
いや、違うな
かなりテンション高めだったような気がする・・
テンション高く電話で話をして。
最初はね、鹿児島滞在の話だったんだけど
そこから、普段の他愛もない会話をして。
カバネリだったり
火の粉だったり
俺のヤバい妻だったり。
たまたまTV観てた時に、紫響の事思い出してくれてたって話だったり。
1つ1つの言葉が凄く嬉しくて。
紫響の言葉に笑ってくれるのが凄く嬉しくて、懐かしくて。
昨日、少し逢う?
って言ってくれたんだけど、会議が何時に終わるか分からなかったから無理で…
しかも、逢うなんて思いもしてなかったから
今日ガッツリ残業入れてたら
今日逢う?
って言ってくれて。
でも、仕事が…・・
みたいな(ノД`)・゜・。
午前中、何とかしようと頑張ってみようかなと企んでみたり…。
