紫響繚乱
第664章 ぼっち
鬱陶しいし、そういうの面倒臭いからさ
「だったら何?」
って開き直って言ってやってたわけ。
そしたら、それが良かったのか何なのか
冷やかしに来てた男共が、その1人ぼっちだった男子のとこに集まってさ
「クラスで真っ先に彼女出来た男」
で、何故か讃えられてさ。
まぁ、直ぐに紫響が適当に言った嘘って事は知られたんだけどさ。
だけど
そこから、その男の子もクラスメイトに馴染み出して、1人じゃなくなったんだよね。
その時の友達にはさ
「結果オーライだねっ」
って話になったんだけど。
何か、ふと、その男の子の事を思い出しちゃった。
何か、多分
きっかけ
が、あれば1人な状態から抜け出せたりするんだろうな
って思ったりするんだよね。
これって、学生社会に限らず。
社会人になっても、一緒。
だと思うんだよね。
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