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BL短編

第7章 罰当たりな二人

用意させていた服を着させる。

革のジャケットに、革のパンツ、パンツの上に前が短く後ろが長いスカートを履かせて。

「なんかよくわからないんすけど...?」
「俺の趣味だ。」
はあ。とか曖昧な返事をしたままの、航太を外へ連れ出した。

10分くらいで、近場の神社へ到着する。
違和感を感じさせないよう、航太の左側へ移動する。
遠方からも参拝客が来るくらい人気なそこは、鳥居をくぐる前から寿司詰め状態で身動きも取れないほど。


「すっごい混んでるっすね...!」
体の押し合いで、あちこちが痛む。

「毎年こんなんだけどな。バッグは前にして持っておけよ?」
慣れたというより、これを待ってたと言う感じだ。ここまで混まないと、やりたいことはできない。

航太がバッグを前に抱えることで、前の人と少しだけ発生した隙間。

そこに右手を伸ばし太ももを撫でる。
「な、なんすか!?」
「なんでも?」
身動きが取れず、僅かに膝を曲げる程度しかできないされるがままの航太を、俺は無遠慮に触れる。

防風はできても、防寒はできないレザーパンツを纏った航太の足は冷えていた。

パンツの前を広げ、そっと中に侵入し、ちんこの位置を確認し、引っ張り出す。

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