
天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第6章 ~今年最後の締めくくり~
「凛音……」
俺は言葉に表せない気持で胸がいっぱいになる。凛音の事はもちろん好きだ、繋がることでその気持ちが溢れる。
普段、言わないような愛の言葉を無償に囁きたくなる。
「お兄ちゃん、少しなれてきた動いていいよ」
「無理だったら言えよ?」
凛音はコクっと頷く。
俺は、凛音をジッと見つめ奥に挿れたものをゆっくりと引いてゆく。
────ヤバイ……な、これは……
包み込まれる柔らかな壁が、蜜を纏い絡んでくる。引き抜く俺を引き止めるかのように。
