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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第4章 ~クリスマス~



「……信じられない」

「ん? 起こしたか?」

 何やら怒った様子の凛音、やはりひとりにさせたのが良くなかったか。

 言い訳するつもりはないがお前の為でもあったんだぞ? ミッションは失敗に終わったが……

 ムクっとカラダを前進させ、凛音は俺の腰にしがみつく。

「なんで何もしないのかな……」

「はぁ?」

「可愛い妹が無防備に寝てるんだよ? 手、出すのが常識でしょ!」

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