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さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~

第3章 SideⅢ(沙絢)~Merry go round~

「お前が死ぬほど思いつめてると知った時、俺は何ていうか脳天をガツーンとやられたような気がしたよ。世の中には十七歳で死ぬほど思いつめている子がいるのに、俺は二十歳も過ぎて一体、何を馬鹿なことばかりやってるんだろうと思ったら、急にこれまでの自分が許せなくなった。だから、リーダーに組織を抜けるって申し出たら、さんざんな目に遭った」

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