
痛彼
第17章 出逢いを語る~葵~
私ったら、初対面の人に何いってるんでしょ?
つい、熱くなっちゃって…恥ずかしいです・・・
「害悪に言われるのは悔しいが、それもそうだよな。
生きる意味、見つけてみるよ…
なんか、その…ありがとな。」
悔しいとか、苦しいとか色んな気持ちが
混ざったような顔で微笑む人になぜだかドキドキしました…
「別に…私は////
あと、害悪じゃなくて葵です!
日向葵!!!覚えてくださいよね!!」
なんとなく、この人には覚えて欲しかったので。
ふ、深い意味は無いですよ!?多分…
「害悪の名前を覚えるのは心外だが…
お前には世話になったからな。覚えてやるよ。」
う、上から目線っ…!!!
「じゃあ、私はこれで。
…ちゃんと生きてくださいよ?」
「ああ、わかってるよ!じゃあな。」
私は、家に向かって走りだしました。
兎に角この熱くなった顔を誰にも見せたくないんですっ!!
これ・・・
じ、人生初の一目惚れかも…
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そいえば、人生初の一目惚れなんですよね、そうたさん。
恥ずかしいから言ったことないけど…
まさか、自殺しようとしてる人に惚れるとは…人生って不思議ですね~
