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秘密の約束

第30章 高校2年生

それからも、優希ちゃんからの嫌がらせは続いた。

(なんで今年に限って、優希ちゃんと同じクラスになっちゃったんだろ…。)

毎日のようにため息をついていた。

その日の夜、大場先生から電話がきた。

何日かぶりの電話でテンションが上がる。

嬉しそうな声を出さないように、深呼吸してから通話ボタンを押した。

「もしもし。」

「あ、志穂?突然電話してごめん。」

「ううん。どうしたの?」

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