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秘密の約束

第26章 新たなライバル

「志穂ちゃん、その問題あたしが教えてあげようか?簡単だよ?」

(いちいちうるせぇなぁ…。)

心の中で舌打ちをした。

「ううん。大丈夫!せっかくここまで来たんだし、先生に聞くよ!」

営業スマイルで優希ちゃんに言う。

優希ちゃんは静かに教務室を出て行った。

「優希ちゃん、毎日来てるんですか?」

クスッと笑いながら先生に聞く。

「はは!うん。来てるよ〜色々聞きにね。」

「ふーん。」

そう相づちを打つと、先生が耳元で

「嫉妬した?」

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