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秘密の約束

第23章 イライラ

だって、2人に言うのが怖かったから…。

先生は絶対に学校を辞めないために隠してくれと頼んでくるだろう。

松永は絶対に自分が父親でもどうすることも出来ないと拒絶してくるだろう。

どう言われるかは別として、結局私は捨てられるのだ。

こういうことを、二兎追うものは一兎も得ずって言うのかな…

このことわざ作った人ってすごいな…

なんて呑気なこと考えてる場合じゃないか…

まゆと志穂だけは、私のことを受け入れてくれた。

確かに最初は2人とも驚いていたけど、そのあと抱きしめてくれた。

病気に行った時は、覚悟はしていたもののいざ産むかどうかの選択をせまられ、困ってしまった。

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