無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

そんなの…慣れっこですが…


新年早々…誤解の目と――…


この！泥棒猫！！的…雰囲気はなんなんだよ…



「羚？行こう…何を私にしてほしい？」




「郁子さん…また…誤解を招くような言い方…」



逆ナン女子達の視線は痛いが…


その場を退散……



この視線―――…気にしててもしょうがない！！



が―――――…



イケメンを従えて歩く俺の心労は続く―――――…






ここに母がいたら…ぜったい目をキラキラさせて…ネタにしそうだなぁ…




ﾌﾟﾙﾙ〜♪ﾌﾟﾙﾙ〜♪



「もしもし？」



『ゴホッ！ゴホッ！れぃ…君…郁ちゃんと…デート中だよね…

取り敢えず……ＢＬの予行練習だと思って…楽しんで』



「おい…風邪引きババァ…何…訳のわからねぇ〜こと言ってんだて」





『…高校デビューもありだからね…』




「どんなデビューを望んでんだよ…」










風邪を引きながらも…



今年も俺の母の頭の中は、ＢＬ一色らしい…







「――――…あ、時音〜ゆっくり寝てないとダメだよ〜♪ちゃんと、報告はするから〜♪」





郁子さん……あんたも…




グルか――――――…








20160107