
母を観察??
第84章 母……気遣う…
冷房がきいた俺の部屋で…
宿題を写している赤井は、失恋した俺に気をきかせてか…
夏休み…何かと俺の家に来た…(圭先輩も…)
「――――…女子…紹介しようか?」
「何だよ…藪から棒に…」
赤井は、頭をかきながら…
ため息をつく…
「いや……ほら…
状況を見ないで…お前を祭りに呼んだ…俺にも責任があるし…」
「気にすんな…遅かれ早かれ…解ることだったし…」
赤井は、律儀な奴だ…
うざいくらいに…
「でも――――…」
「いいって…早く次を探すよ!!」
「――――――ぁ〜…なら…
男の娘―――――…紹介するか?」
「は?」
「男の娘の“こ”は“むすめ”って…書く…“娘”らしい――――…」
「――――…母さんだな!!」
母に…
俺の失恋を報告した上に…
要らぬ知恵までつけられやがったな!!赤井
「赤井…後で…顔面パンチな」
「はっ!!何故に!!」
母よ…慰めるなら…もう少し…違う方法があるだろ〜が…
母なりに…
気を使ったのかな―――…?
ないな……
201508261912
