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妄想と生きる。

第55章 破裂…。


気持ちが落ち着いていたはずだったのに…


事の始まりは、携帯電話の請求書…

その月の請求金額が、いつもの倍だった。

明細をよく見ると旦那の通話料が高かった。


『…何よこれ。』

そんなの聞かなくても分かった。

私はすぐにピンときた。

あの女に電話してるんだ…

絶対にそうだ。


今まで、こんなに高かったことなんてなかった。

それに、あの女が会社を辞めた途端に通話料がこんなに変わるなんて、おかしすぎる。


『どうせ電話してるんでしょ!女に!』

イライラして言った私に

『してない!』


最初の返事は、こうだった。

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