悪魔と淫美な世界へ
第3章 ~淫乱美女姉妹~
ゆきは苦しいくらい胸が高鳴り‥真剣で純粋な蒼空から目が離せなくなってしまった。
ドキドキしちゃ駄目っ …
魁を選んだのは自分な のにっ…
どうして‥揺らぐのっ …?
好きって言ってくれる から…?
「ゆき…
深く考えないで‥おれ について来て?
お願い…」
そんな悲しそうな顔し ないでっ…
‥‥そんな顔をさせて るのは…
…わたし‥なんだ‥‥
今にも泣き出してしまいそうな蒼空に、ゆきは胸の奥がズキッと痛んだ…
そして‥短い沈黙の後…
「‥‥わかった‥‥
でも…変なことないっ て約束して…?」
「うん‥絶対約束する
ありがとうっ」
ニコッといつもの明るく可愛い笑顔を見せる蒼空に、ゆきは少し安心した様子で見つめた――――‥‥‥
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