悪魔と淫美な世界へ
第3章 ~淫乱美女姉妹~
ゆきの住む住宅街が小さく見える上空…
あまりの飛ぶ速さに、ゆきは固く目を閉じ魁にしがみついていた。
怖い怖い怖い怖いっ! 飛ぶの速すぎっ!
「クスッ…
せっかくの眺めなのに 見ないのか?」
「みっ見ないっ!
怖いから早く降ろして っ…」
絶対わざとやってるっ !
蒼空と一緒に帰ったせ いっ?
「クスッ…」
怖がるゆきを見て楽しんでいるかの様な笑みを浮かべ、今度は突然急降下した。
「~~~~~っっ!!」
いやーーーーーーっっ !!!
あなりの恐怖に、ゆきは声にならない悲鳴を上げた――――
☆ ☆
「…んっ‥‥」
まだもうろうとする意識の中、ゆきは目を覚まし魁のベッドで眠っていた事に気がついた。
ゆっくり上半身を起こした瞬間、自分が何も着ていない事に気がつき慌てて布団を被った。
なんで何も着てないの っ!?
「やっと気がついたか」
聞き慣れた低く色っぽい声に視線を走らせると、いつの間にかすぐ横に魁の姿があった。
「なっなんでわたし裸な のっ!?
わたしの制服はっ?」
「ちゃんとお前の部屋に ある
気絶して暇だったから その身体を眺めながら ‥お前がどうすれば感 じるのか考えていた」
「えっ…!?」
ずっと裸見られてたっ て事っ!?
恥ずかしいっ…
魁は布団を強引に剥ぎ取り、ゆきに覆い被さった…
「えっ…やっ…」
「まだ恥ずかしいのか?
そんな事考えられない くらい‥お前を感じさ せてやる‥‥」
そう耳元で甘く囁くと、魁は強引に唇を重ねた――――
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