悪魔と淫美な世界へ
第2章 ~可愛い?年下男子~
「う~ん…
まあ‥いろいろあって …」
「そんな言い方されたら 気になるなぁ~
よく親許してくれたね 彼氏って‥どっかの財 閥とか?」
「ちっ違う違うっ
それは絶対にない!
普通の一般市民だよっ 」
まさか悪魔だなんて言 えないし…
言っても信じてくれな いと思うけどっ…
「ふ~ん…
おれも‥ゆき先輩と同 棲したいな」
「えっ…!?」
「毎日イチャイチャでき るし
ゆき先輩の手料理も食 べられるし
憧れの生活だな~♪」
ニコニコしながら見つめてくる蒼空に、ゆきの胸はドキドキと高鳴った。
あの笑顔…
つい目が離せなくなっ ちゃうっ…
男女関係なく‥さっき から周りの人も蒼空の ことチラチラ見てるし ‥‥
女の人はもちろん…
男の人にもモテそうだ よねっ…
「そんなに見つめられた ら‥ちょっと恥ずかし いな」
「えっ?あ‥ごめん…
って‥違っ…」
あたふたはするゆきに、蒼空は身を乗り出し触れるだけのキスをした。
えっ!?
「ゆき先輩…好きだよ 彼氏なんかよりもずっ と‥‥」
ゆきの赤くなった頬に触れ、愛情のこもった瞳で見つめる蒼空…
「え…あの‥‥」
いっ今っ‥キスされて っ…
高鳴る鼓動を感じながら、耳まで顔を真っ赤にさせるゆき。
周りの視線を浴びながら‥2人は静かに見つめ合った―――‥‥‥
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