悪魔と淫美な世界へ
第2章 ~可愛い?年下男子~
家に入るなり、魁は突然ゆきの顎を掴み唇を重ねた。
「んっ…んんっ‥‥あっ ‥‥」
抵抗するゆきの両腕を壁に押さえつけ、深く激しく舌を絡ませた。
魁‥なんか変っ…
やっぱり怒って―――
「お前の処女は俺のもの だ
誰にも‥渡す気はない …」
処女…
その言葉を聞いた瞬間…胸の奥がズキッと痛み同時に、悲しい感情が湧き上がった。
なんで‥こんなに胸が 苦しいの…?
魁のことなんて‥好き でもなんでもないのに ―――‥‥
「ゆき…
俺の部屋に来い…」
悪魔の甘い囁きに、ゆきは微かに頷いた。
☆ ☆
「…あっ‥‥やっ‥‥」
日差しが入らないようカーテンを締め切っている、キングサイズのベッドしかない暗い部屋…
ゆきはベッドに押し倒され、魁の完璧な身体が覆い被さっていた。
制服のYシャツとブラを力づくで剥ぎ取り、露わになった可愛らしい胸に唇を這わせた。
「やっ‥‥魁っ‥待って っ!」
強引な魁に、ゆきは身体を押し退けようと必死に抵抗するが…
魁は、吸い付くように唇を這わせスカートの中に手を滑り込ませた。
「いっ‥痛いっ…魁っや めてっ!」
「なんで抵抗する…」
「だってっ…」
こんな乱暴にされたら あの時みたいでっ‥‥
父に襲われた恐怖が蘇り、魁から目を逸らし微かに身体を震わせた。
そんな姿を見た魁は、険しかった表情を緩め整った顔を近づけた。
「少し乱暴にし過ぎた… 優しく感じさせてやる ‥‥」
そう囁くと‥魁は優しく唇を重ねた―――
「…んっ‥‥ふっ…あっ ‥‥」
優しいけど激しく舌が絡み、ゆきは顔を真っ赤にさせながら声を漏らした。
魁の手はいつの間にか胸に触れていて、その卑猥な手つきにゆきは身体が熱くなっていくのを感じた…
さっきとはまるで違う ‥‥
すごく‥気持ちいい…
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