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しばらく待機したあと、ようやく名前が呼ばれた。

団体客のヘルプ。

何人かの女の子たちと一緒にテーブルにつく。





「こんばんわ。千春です。よろしくお願いします」

わたしが隣に座ったのは、30代くらいのスーツ姿の人。

色は少し黒くて、黒髪の短髪。おしゃれなヒゲ。

見るからに高そうなスーツとネクタイ。でもセンスがよくて、嫌みなかんじはない。



「こんばんわ」



ニコッと笑うと白い歯がのぞいた。



ちょっとかっこいいかも…



仕事とはいえ、やっぱり気持ち悪い人よりはかっこいい人の方がいい。

今日は当たりかも。

わたしはほほえみ返した。