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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

「今回…プチイベントはどうしよっかなぁ~。」


サイン会、握手会はお決まり、お茶会みたいな面倒臭いのは避けて~やっぱりマヨピョンと記念撮影ジャンケ大会かな…。


物販の写真セットも用意しなきゃ…何セット作るかなぁ~。


物販は稼ぎになるから、外せないしぃ~。


忙しいなぁ~高橋さん攻略も考えてないとだし!


そんな事を考えつつ、アパートが見えてくると、高橋さんがワゴン車から降りている姿が見えた。


運転手は、眼鏡を掛けたサラリーマン風のいかにも、真面目そうな男の人。


高橋さんとは、対照的だなぁ~。


てか、このタイミングが凄くない!


運命が私を味方してキテるに、違いないピョン!


「高橋さぁ~ん!!」


車を見送り、二階に上がろうとする高橋さんに、急いで駆け寄っていった。

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