テキストサイズ

砂漠の月、星の姫~road to East~

第1章 第一夜【砂漠へ~road to oasis~】

 ハーンは待っていたように大軍を率いてこの国に向かった。大軍に攻められた小さな国はひとたまりもなかった。高い文化と技術を誇り、繁栄を極めていたかに見えた国も、どこの国にでもあるように、内実は退廃が進んでいたのだ。ましてや、戦なぞ国始まって以来のことだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ