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砂漠の月、星の姫~road to East~

第1章 第一夜【砂漠へ~road to oasis~】

―止めて、私の前で、そんな話をしないで。
 思わず耳を塞ぎたい衝動と共に、光香子は淳一がこんな無神経な男だったのかと改めて感じた。いや、もう捨てる女の前では、恥も何もないのだろう。万が一、嫌われても一向に差し支えないのだから。

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