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身代わり妹

第3章 解禁

お昼休みは、3ペアいる受付は交代で取る事になっている。


今日のお昼は、一番混雑する時間に当たってしまった。


秋村病院の食事は美味しいと評判がいい。

そのため昼休みの食堂は、患者さんや付き添いのご家族、スタッフで大賑わいとなる。


花純ちゃんと自分の分のAランチのお盆を持ち、場所取りをしてくれている花純ちゃんを探す。


「美優先輩‼︎ 」

出入り口に近い席で花純ちゃんが手を振っていた。


「ちょうど2席空いてたんです」

「ありがとう」

笑顔の花純ちゃんの横に座る。


今日のAランチはサンドイッチ。

いろんな事を考え過ぎたストレスからか、食欲の湧かない今は軽食が食べやすくて助かる。


サンドイッチを片手に、花純ちゃんは携帯画面に夢中だ。

こうなると話しかけても返事は返って来ない。

私は1人黙々と食べ始めた。


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