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不器用なタッシュ

第5章 『 好き 』?

今度は香織が、鳩豆になった。


ポカ~ンをとしてる口に、俺はキスをして


「まだ、時間あるだろ。」


一週間ぶりだ、正直抱きたい。


「あ、あるけど…。」


よっし!


「そっ。」


またキスをしようとしたら


「あ、あの!嘉之さん!」


何だよ?そうだ!


「はい!バンザ~イ!」


香織は素直にバンザイをした隙に、キスをする。


騙され易いタイプかもな。


唇を離すと、また


「好きです!」


何でこんなに必死に『好き好き』言ってんの…悪い気はしない。


思わず笑いが、込み上げる。


「ぷっ…分かったって!」


香織に『好き』と言われると、今までに無いような安心感が広がった。

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