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秘密の派遣業務

第35章 旅立ち

そして…

峯山「…いろいろ…酷い事をしてごめんな…」

峯山は申し訳なさそうに紗江に謝る。

紗江「峯山さん…気にしないで下さい。」

紗江は微笑む。

紗江「確かに辛かったですけど…おかげで大切な事を教わりましたから。」

そう…あの辛い出来事が桐沢との絆をより深めた…紗江はそう思っていた。
それは桐沢も同じだった。

紗江「だから、気にしないで下さいね。」

ニッコリ笑う紗江の肩を桐沢が抱き寄せる。
峯山に向かって頷いていた。

峯山「…ありがとう。…元気で…。」

紗江「はい。峯山さんも…お元気で…」

全員と挨拶を済ませた紗江は最後に桐沢に向き合いじっと桐沢を見つめた。

そんな2人からみんなは少し距離を取る。
2人きりにしてあげる為に…

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