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秘密の派遣業務

第35章 旅立ち

桐沢「……紗江……」

紗江「……ん……」

優しく呼ぶ声に紗江が目を開けると、既に着替えを済ませた桐沢が紗江を覗き込んでいた。

桐沢「…おはよう。身体は大丈夫か?」

紗江「…うん…」

そこでハッとする。

(…っ?!眠っちゃってたんだ…私の馬鹿っ!もう…時間がないのにっ!)

慌てて起き上がる。

桐沢「午前中健康診断だろ?そろそろ行かないとな…」

桐沢の手が紗江の髪を優しく撫でる。

そう…最後の健康診断だ。

紗江「…うん…」

紗江はゆっくりベッドから出て服を着た。
そして…桐沢と共に医務室に向かった。

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