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秘密の派遣業務

第33章 送別会

みんなでワイワイ言いながら、愉しい時間を過ごした。

本当に…最後の晩餐だ。

誰も2人の今後には触れなかった。

離れ離れになる事…
それがどれほど辛い事かがわかるだけに言葉には出来なかった。

それでも紗江と桐沢なら大丈夫だと誰もが思っていた。強い絆で結ばれた2人だから…。

紗江も最後の夜を笑顔で過ごす。

みんなと笑顔で話す紗江を桐沢は温かい優しい目で見つめていた。

それは…紗江の姿を目に焼き付けようとしているかのようだった………。

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