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秘密の派遣業務

第23章 嬉しい辞退

藤堂「でもな…これは俺たちだけだからな…。一応これは紗江の仕事だから他の奴らに強要は出来ないんだ。俺たちは自分の意思で辞退したけど…」

藤堂の言いたい事はすぐに理解出来た。

桐沢「わかってる。…大丈夫だ。…ありがとう。」

それは紗江にもわかっていた。

佐伯「何気に説得はしてみるけど…」

チラッと佐伯は峯山の方を見る。

佐伯「あいつは…無理だろうな…」

みんなの視線が峯山に向けられた。

食堂の端の方で1人…
峯山は視線に気付かず黙々と食べていた。

峯山の姿を見た瞬間、紗江はゾクリと身体を震わせた。

それは底知れぬ恐怖だった。

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