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最初は仕事の話とか、他愛もない話をしていた。

話が途切れ沈黙になった時だった。

佐伯「なあ…桐沢、お前さ…まさか…本気じゃ…ないよな？」

窺うように佐伯が桐沢にそう言った。

桐沢「…何が？」

桐沢は不機嫌な声で切り返す。

佐伯の言いたい事はわかっていた。

(…本気だって言ったら…お前らはどうするんだ？…それでも…紗江を抱くんだろ？)

藤本「…俺も気になってた。最近のお前らを見てたら…」

桐沢「……………」

佐伯「確かに紗江はいい子だよ。可愛いし…純粋だし…。だけどさ…みんなに…抱かれてる…」

(…そんな事は言われなくてもわかってんだよ。)

桐沢は黙り込んでいた。