俺の聖なる剣
第11章 太陽と月
もう 知らない
もう 知らない
放り投げた僕の感情
もう いらない
もう いらない
放り投げた君の感情
投げた瞬間
とびちる液が
二人の感情
より黒くする
化学変化がおこる如く
それは ひたすら
二人の体を
はいつくばる
屋根まで
登りたいの
アンテナまで
登りたいの
雲の一番
近くがいいの
人の心に
不自由はあって
自由がなかった
どれだけ高いビルも
ひとっ飛びで
いけるなんて
大間違いよ
空気が
どれだけ 薄くても
自分の空気を
温めれば いいのよ
崖の下から
登ってみよう
落とされたところから
1つ1つを
鷲掴みにして
一気に おいつけます
みんな 見てよ
僕を見てよ
恥じらいの言葉
を捨てていこう
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