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お母さんの口から飛びたしたのは、予想していなかった答え。



「早苗!お父さんになにしてるのよ!」


え?



違うよ、お母さん。


あたしがお父さんにされたの。あたしからしたんじゃない。


なのに、どうしてあたしがぶたれなくちゃならないの。


「あなた!大丈夫!?」


そう言ってあたしを突き飛ばしてお父さんに駆け寄るお母さん。


「あぁ…大丈夫だよ」


「ごめんなさいね。あたしがもっと早く帰ってればこんなことにはならなかったのに…」


どうして…


お父さんを抱きしめながらお母さんはごめんねと謝っていた。

そしてあたしのほうに向き直ると。