近くて遠い
第2章 朝の光
「お姉ちゃーん、僕いってるねー!あとお母さんがお姉ちゃんのこと呼んでるー」
タンスの前であれこれと思いを馳せていると、隼人の声が聞こえて、ハッとした。
「あ、うん、いってらっしゃい。気を付けて!
今日もお姉ちゃん遅いから、ご飯作っておくね。」
私がそういうと隼人は少し寂しそうにはにかんで、学校へと出掛けていった。
「真希………」
静かになった部屋に、か細い声が微かに聞こえた。
「おはよう、お母さん、ごめんね?うるさかったでしょ。」
布団の上で懸命に身を起こそうとするお母さんの元に寄った。
「いや、そんなことないよ…ゴホッゴホッ…真希、お水いっぱいくれる?」
「お水ね、
ちょっと待って。」
私は乱れた布団をお母さんにかけ直すとすかさず台所へ向かった。
タンスの前であれこれと思いを馳せていると、隼人の声が聞こえて、ハッとした。
「あ、うん、いってらっしゃい。気を付けて!
今日もお姉ちゃん遅いから、ご飯作っておくね。」
私がそういうと隼人は少し寂しそうにはにかんで、学校へと出掛けていった。
「真希………」
静かになった部屋に、か細い声が微かに聞こえた。
「おはよう、お母さん、ごめんね?うるさかったでしょ。」
布団の上で懸命に身を起こそうとするお母さんの元に寄った。
「いや、そんなことないよ…ゴホッゴホッ…真希、お水いっぱいくれる?」
「お水ね、
ちょっと待って。」
私は乱れた布団をお母さんにかけ直すとすかさず台所へ向かった。
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