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正直……


もう、拓ちゃんの気持ちが分からないよ…。


今まで“拓ちゃんが好き”


この気持ちだけで何でも頑張れた。

自分の気持ちに蓋をしてでも自分なりに乗り越えれた。




だけど。




目の前で私じゃない他の女性を選ばれた事は初めてで。


今までは出くわす事はあったけど、目の前で私の約束を蹴って他の女性を即答でＯＫした拓ちゃん。




拓ちゃん…




「もう…無理…なのかな……」




拓ちゃん……





……心が痛いよ…




拓ちゃんの車が走り去った方向を眺めてた視界がゆらゆら揺れながら曇り出したその時―――――。





「バーカ」