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1人かくれんぼ〜貴方を呪います〜

第6章 決行


隠れ始めてから香織はずっと凄まじい寒気に襲われていた。


 真夏の押し入れの中なのに……。


 それに背後から誰かに見られてるような強い視線も……。


 しかし香織には、後ろを振り向く勇気などなかった。


『もしかして私、とんでもないことをしてしまったのかもしれない』


 香織は少し後悔したが、もう遅い。


 ただただ時間が過ぎるのを待ち続けるしかなかった。

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