キャラメル、甘く
第2章 *未経験
いちいち反応してしまう自分が憎らしくて恥ずかしい。
「う〜……」
「そんな恨めしげな顔で見ないでよ」
「だって…」
「へえー、
初めての割に結構余裕だね?」
「っ!?」
途端、下着の中に入ってくる指。
激しく中をかき乱されて、
「他のこと考えてられる余裕あるんだ?」
「…っあ、ふぁ!あ!」
「初めてって言うから、
手加減しようと思ってたけど」
「…ひゃぅ、っ、や…」
「そんな必要なかった?」
「…あっ!あ、あ、あ!」
今までに感じたことのないような快感が押し寄せてくる。
何も考えられなくって、
さっきまでの羞恥心も、
怖さも、
なくなった訳じゃないのに。
彼の指先の動きにどうしても集中してしまう。バカみたいに、「あ」の言葉しか出てこない。
もうやだ、
ほんと自分じゃないみたい…
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