ツインズ・ラブ
第30章 番外編① 司 & 葉月
「なかなか大変だったよ。まぁ、でも今回の試験範囲のヤマは確認しておいたから、大丈夫だろ」
サッカー部の1年生。
山本貴志君。
爽やかな好青年だ。
葉月の権利を獲得した後で、神田君に相談して交友関係を聞いたことは、葉月には秘密だ。
その後、可愛らしい彼女がいることを知り、ほっとしたことも言っていない。
「そう」
「何?心配?」
僕の側に来た葉月が僕をからかう。
「そんなことない」
ちょっと焦って、声が上擦ってしまう。
「心配しなくても、山本には可愛い彼女が居るよ」
耳元で囁かれる。
「それに、俺には司がいる」
チュッ
軽く、触れるだけのキス。
「ね?」
葉月は、たまにこんな恥ずかしい言葉を真顔で言ってくる。
僕にはとても口にできない気障な言葉だけど、それを聞いて安心している僕がいる。
サッカー部の1年生。
山本貴志君。
爽やかな好青年だ。
葉月の権利を獲得した後で、神田君に相談して交友関係を聞いたことは、葉月には秘密だ。
その後、可愛らしい彼女がいることを知り、ほっとしたことも言っていない。
「そう」
「何?心配?」
僕の側に来た葉月が僕をからかう。
「そんなことない」
ちょっと焦って、声が上擦ってしまう。
「心配しなくても、山本には可愛い彼女が居るよ」
耳元で囁かれる。
「それに、俺には司がいる」
チュッ
軽く、触れるだけのキス。
「ね?」
葉月は、たまにこんな恥ずかしい言葉を真顔で言ってくる。
僕にはとても口にできない気障な言葉だけど、それを聞いて安心している僕がいる。
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