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キャラが出来上がってから本格的に詩子さんのネームを漫画にしていく作業が始まった。

僕が原稿を描いていく最中にも詩子さんのインスピレーションは刺激されるらしく、修正や追加が入った。

その変更も絵しか描けない僕からみたら神がかったかのような見事なものだった。

僕らがそうして共同で作品を創っていくのを妹尾さんは嬉しそうに見ていた。

逆に馬場さんは苦々しく睨んできたけど。

でもそもそも妹尾さんと仲良くなりたいから始めた漫画の作画なのに、妹尾さんとの距離はあまり縮むことはなかった。

逆に詩子さんとの距離はどんどん縮んでいく。