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「すごいっ!!　一次審査合格してるよっ!!」

思わず叫んでしまった。

「はぁ!?　私たちの全力を注いだのよ？　一次審査合格なんて当たり前でしょ？」

冷水を浴びせる勢いで吐き捨てられた。

「はじめて応募していきなり一次審査合格なんて快挙だよ!!」

「本当におめでたいわね、クロって……」

詩子さんは冷えきっていたが、これが喜ばずにいられるかっ!!

「受かれてないで次の作品だからね。次は大賞獲るから」

そう言って詩子さんは新しいネームを僕の前に置いた。