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あの人の腕

第2章 あなたに触れたい

ねぇ。一緒に遊ぼう、、、そんな一言からみぃワ、A君と仲良くなっていった。話してみると気さくで、相性がいいので何もない日はほとんど一緒に過ごすようになった。兄妹みたいになり、A君と手をつないで歩いたり膝枕が妙に落ち着いて止められなくなった。ある日、会社の上司と新人のことで口論となったり、母親とケンカしたりで家から追い出された。ホテルに泊まるお金はあっても、1人で居るのは不安でA君に相談すると一緒に泊まってくれた。元々、甘えんぼの性格にプラスして不安な気持ちから今までにないくらい子どもに返っていた。また膝枕してほしいな。手をつないでいてほしいな。みぃワ、そんな気持ちでいっぱいだった。

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