
従わない奴隷
第19章 俺の部屋
車を出して
俺はすぐに
左手の平を
上に向けた
その手を
ユウリに
そっと
近づけると
ユウリは
黙ったまま
俺の手の平に
右手をのせた
あ~・・
たまんねぇ
ほんとは
ぎゅうぎゅう
抱きしめたい気分だった
セックスしたい
訳じゃねぇ
いや
したくない
訳じゃねぇけど
もっと
ユウリに
近づきたかった
もっと
もっと
触れていたいと思った
「ユウリ・・」
「・・はい」
「コーヒー
付き合ってくんねぇ?」
「時間・・大丈夫ですか?」
「あぁ
ギリギリ平気」
「(笑)はい」
