
従わない奴隷
第13章 俺の心とユウリの心
「こ、これ
使って下さい」
ライキさんに
急いでタオルを手渡すと
ライキさんは
かけてしまった
お茶も拭かずに
手渡したタオルを
持ったまま
「ユウリ・・」
と、私の名前を呼んだ
今
私の名前を
呼び捨てで呼ぶのは
ライキさんだけ
ライキさんの
声までも
好きです
「は、はい・・」
「お前は
全然だめだなぁ」
「・・・・・・はい・・」
「全く
どうしようもねぇ」
「・・は、はい・・」
「だから
ほっとけねぇんだよ」
「・・・え・・」
「だから・・・いいぜ
お前が解除するまで
契約してやるよ
恋人役」
「ラ・・・・」
