運命の誘惑
第10章 曇り空 汐生side
学校へと走って向かう途中。
寺島の泣いてる姿が脳裏を横切る。
屋上の隅でまた1人で泣いてるんだろうか。
あの日は晴れてたけど今日は曇り。
彼氏との思い出と曇りと関係があるから元は泣いてると予想したんだろうけど‥。
この曇り空の下
寺島は1人で泣いてるんだろうか‥。
走りながら脳裏に浮かぶ寺島の涙を振り払うように頭を左右に振る。
‥頼む。
どうか寺島が1人で苦しんでませんように‥!
何に願うわけでもない。
ただ自分に寺島は泣いてないと信じ込ませたいだけなのかもしれない。
心の中で何度も何度も呟きながら俺は全力で学校へと走った。
寺島の泣いてる姿が脳裏を横切る。
屋上の隅でまた1人で泣いてるんだろうか。
あの日は晴れてたけど今日は曇り。
彼氏との思い出と曇りと関係があるから元は泣いてると予想したんだろうけど‥。
この曇り空の下
寺島は1人で泣いてるんだろうか‥。
走りながら脳裏に浮かぶ寺島の涙を振り払うように頭を左右に振る。
‥頼む。
どうか寺島が1人で苦しんでませんように‥!
何に願うわけでもない。
ただ自分に寺島は泣いてないと信じ込ませたいだけなのかもしれない。
心の中で何度も何度も呟きながら俺は全力で学校へと走った。
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