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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第42章 ♪温泉旅行♪

ぎゅっ♪

「見~つけた♪」

ひっ日高!?

今俺は前はだけたまんまの浴衣姿で後ろから日高に抱きしめられている

「離」

「先輩浴衣着てたんだ?じゃ俺も♪」

え?
いつもなら俺が離せって言わないと離さない日高が俺も♪と言って勝手に離れた

「お前いつもと違っ」

!!!?

離れたかと思ったらパパッと服を脱ぎ始めた日高が早くもパンツ一丁になった

どこ見ればいいんだよっ

「先輩?俺の浴衣取ってくれよ♪」

「‥‥‥‥‥」

ぼーっと俺を見たままの先輩

「先輩?」

ハッ!
つい見とれてしまった

「俺の浴衣‥」

「あっああ」

つーか用意してから脱げって

「はい!」

向こう向いて渡した日高の浴衣

「ありがとう♪先輩前はだけたまんま」

えっ!?

あっ忘れてた!

慌てて浴衣整える先輩のかわいい事といえばなかった。


「先輩温泉行こう♪ね?」

また日高に手繋がれて出た部屋

手繋ぎながら廊下を歩くとチラチラ見てくる他の観光客

手を離そうとすると力強く握られる

「離しちゃダメだよ?迷子になったら大変だから(笑)」

迷子?

「なる訳ねーだろ!!」

「わかんないだろ?ほら♪しっかり握ってて」

握っててってお前が握ってんだろ!

けど日高の手嫌じゃない俺もいる

周りの目さえなければ俺だって

そのまま歩いていると木目調の扉の横に【日高様】と書かれた札があった

「先輩入ろう♪」

「入ろうって‥」

早く早く♪と言って日高に押し込まれた扉の中

脱衣場?

「先輩も早く脱いで入ってきな♪」

「ちょっ日高?」

ガラッと引き戸を開けた日高が湯気の立つ風呂場に入って行った

えっ!?露天風呂!?
何で露天風呂が?

俺も急いで脱いで入った湯気の立つ風呂場

チャプン♪チャプン♪

露天風呂に浸かりながら肩に湯をかけているとやってきた先輩

「滑るから気をつけ」
「うわっ!!」

ザッブーン!

《痛っ》

先輩が湯船にダイブした

「気をつけてって言ったのに(笑)大丈夫かよ?どこも打ってない?」

湯船の中で俺の身体を触りまくる変態

「もう触るなっこのドスケベ!変態!」

「‥‥‥大丈夫ならいいけど‥」

本当は尻が痛い

いつもならひどい!とか言いながらもそのままなのにあっさり引いた日高

何で?

いつもと違う何かが違う

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