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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第33章 奇妙な生活が始まった

バタンと閉められた玄関の扉

‥‥‥。

けど綺麗な人だったな‥

僕は鞄を胸に抱きしめた

また来たら会えるかな‥

わくわくする僕の胸
梨花先生が言った三箇条なんてすっかり頭から消えていた




「ふー。やれやれ‥」

俺がリビングに戻ると日高君が食パン君の前に座ってカフェオーレを飲みながら本を読む食パン君を優しい眼差しで見つめていた

「何読んでるの?」

俺が食パン君の隣の席に座ろうとすると本を読みながら身体を反対向けた食パン君

いつもならあっち行けよ!って言うのに本に夢中になっていた

「橘さんもカフェオーレ飲む?」

「あっ俺ブラックもらうよ♪」

食パン君の肩越しから覗き込もうとすると本を読みながら席を立った食パン君が自分の部屋に入って行った

そんなに夢中にさせる本は誰が書いているんだろ?

作家として気になった

「日高君?相ちゃん何読んでたか知ってる?」

ブラックを持って来てくれた日高君

「先輩が大好きな作家さんのベストセラー作品なんだって♪はい♪コーヒー♪」

「そうなんだ‥ありがとう‥本好きなんだ‥」

そう言った橘さんのほっぺたが少し緩んだ

「俺先輩のとこ行ってきます♪」

「ああ♪いっといで♪」

本を好きで読んでくれるのはどの作家さんの本を読もうともすごく嬉しかった





「先輩っそんなにしたらもうっああっふぅ‥ああんっまたイッちゃ‥からっあああ」

ズンズン!パンパン!パンパン!ズンズン!

「河辺っ」

ズンズン!パンパン!パンパン!パンパン!

「ああんっイクイクッイッちゃうっああんああ先輩っ!!」

キュッと後ろを締め付けてきた河辺

「イクっ!!」

俺も河辺の中に気持ち良く射精した

「先輩‥好き」

河辺の横に寝転がって腕枕した俺の胸に顔うずめて抱きついてきた河辺

「お前‥考えすぎんなよ?」

力強く抱きしめ返してくれた鮫島先輩のごつい腕

俺はこの腕が好きだ
抱きしめられると安心する‥

すごく気持ちいい‥

「河辺?‥って寝たのか?」

俺に抱きついたまま寝てしまった河辺

1時間程このまま眠るか‥




「先輩‥鮫島先輩と河辺遅いね‥」

「あははは(笑)」

本を読みながら笑う先輩

不気味だから‥

「そんなに面白いの?」

「この主人公お前になんとなく似てる♪俺好きだな(笑)」

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