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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第15章 先輩がやってきた

結局チョコレートだらけになった俺の皿を見て爆笑するナンパ野郎

「うるさいっ!!」

「先輩チョコレートばっかり食べたら鼻血出るよ?」

「俺は毎日鼻血だけどね」

橘さんっ!

小さなケーキはあっという間に無くなっておかわりしに行ったら先輩が何かくねくねしていた

「先輩何してんだよ(笑)」

「いや‥アイツがこうやってこうやってこうやるんだって教えてくれたから」

俺は腹抱えて笑ってしまった

橘さんがからかって教えたやり方を忠実に守ってやってる先輩

周りから見たら変な人だ(笑)

ケーキバイキングを終えアパートに帰ってきた俺達
さすがに橘さんは自分の家に帰って行った

部屋に入り雑貨屋さんで買った物を先輩に渡した

「先輩付けてみて♪」

「お前これ‥高かったんじゃないのか?」


雑貨屋さんだから高いはずがない


「いいなー♪ありがとな♪俺ブルー好きなんだよな」


「ちなみに俺も同じやつ(笑)俺は黄色」


げっ?!

って顔した先輩だけど嬉しそうにはめた腕時計をずっと蛍光灯の光にあてながら見ていた


全体的に黒い腕時計はベルトはゴム製の文字盤の周りがブルーの先輩と黄色の俺

同じ時を刻む腕時計
なんてクサイ事言ったら先輩外しそうだから言わないけどね(笑)


「そういや先輩何買ったの?」


「あ?俺?知りたい?」


そら‥知りたいに決まってる


「俺にのお楽しみじゃないわけ?」


すると渡されたCDshopで買ったままの袋

「開けていい?」


「見てみろよ♪」


開けて驚いた
涙がこみ上げてくる

「バカっ泣くなよな…」


入っていたのは俺がラジオ番組にリクエストした曲だった

先輩聴いてくれたんだ‥

熱くなる胸

苦しくなる


俺は嬉しくて先輩にキスをした

「‥っん‥っ‥‥」

先輩が腕を首にまわしてきて深く深く角度を変えては重なりあう唇

「‥‥日‥高‥っ‥」

「‥先‥輩‥」

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