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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第52章 コケコッコー♪

「あっ近藤さんの抱き枕を探してやして」

抱き枕?

「あっ先生♪鴨倉さんに抱き枕買ってもらったんですよ♪」

「買ってもらったって君ね!また図々しく厚かましく言ったんだろ!?」

厚かましく図々しくって¨

「しゅんとするな(笑)俺が買ってやるって言ったんだよな?近藤さん♪」

「はい」

「はいって¨すみません」

「いやいや♪それに近藤さんからもプレゼント貰っちまったしな(笑)」

「プレゼント?(あの近藤君が?)プレゼントって?」

「あー♪この帽子ですよ(笑)」

帽子?二人して同じようなニット帽被っていた

まるでペア?

「先生も一ついかがですか?暖かいですよ?ね?鴨倉さん♪」

「なー♪(笑)」

ね♪?なー♪?なっなー?!

いっいつの間にこんなに仲良く

「秀一も橘さんも被ってみるといい暖かいぞ♪」

暖かい以前にこの年になってぼんぼりのついたニット帽は恥ずかしいと言うか¨けどまあ

「見るだけ見てみるか?」

「あっはい¨」

小野寺さんに言われたら断れない¨よね¨





「鮫島先輩?なつ兄たち来ないね?」

「そう言えばそうだな?何してんだ?」

キョロキョロ見渡すも姿が見当たらなかった

「二人の風船も貰って帰ろう?」

来ないって事はいらないって事じゃ¨

「ね?♪」

「あ?ああ?」

ニコッと笑った河辺の笑顔

そんな笑顔俺に向けるな―っ

いつも言えなくなってしまう

これじゃ尻に敷かれる旦那だな¨

『ふっ¨♪』

この俺が尻に敷かれるとか

「何ニヤニヤしてるの?はい♪鮫島先輩♪」

「え?ああ?ああ?!って俺が持つのか?」

「僕が3つも持ったら浮いちゃうよ(笑)」

目立つのやだもん

浮くって風船3つで体が浮くはずないだろ?

そして何故か俺が二人の風船まで持って歩くはめになった¨

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