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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第45章 温泉旅行2日目

「俺の夢は喫茶店じゃねー!!お前が押し付けてきたんだろ!?」

「先輩楽しそうに嬉しそうにインテリア選んでたじゃん?ショールーム行く約束までしてさ‥違うのか?」

う‥。

「そうだけどっ!だけどっ」

そうなんじゃん(笑)

「俺ね先輩と卒業するのが夢なんだ‥歳違うから叶わないんだけど…ずっと一緒に居たいって思ってた。」

日高?

「叶えてよ‥俺の夢」

「叶えてやりてーけど」

けど‥日高に甘える訳にはいかない

「努力する」

努力?今から?

「決まったんじゃないのか?」

え?

「留年決まった訳じゃないのかって」

「決まったけど‥だけど‥が‥」

「が?がが何?」

が‥学費が‥

けど言えない。

「先輩っ!俺の夢叶えてよ!お願いっ!」

ぎゅっと手握って頭まで下げてきた

うー‥ん‥と考えたけど頭まで下げられたら『うん』としか言えない

「やったー!!♪皆に報告しに行こう♪?」

「ちょっそれだけは嫌だ!」

「何で?」

「俺の気持ちも考えろよ‥」

あっそうか‥

「ごめんね‥俺嬉しくってごめんね?」

ふわっと優しく抱きしめて頭撫でてくる

「いい‥よ‥もう」

先輩によく言ってた言葉を投げかけられた俺‥

俺が先輩をリードしてたと思ってたけど俺はまだまだ子供だな‥

「先輩‥」

日高が更に密着してきて首筋に顔が‥

「ってやめろよっ!ここどこだと思ってんだよ!」

「どこって竹林?」

「そうじゃなくって!」

真っ赤な顔してまた腕を俺の胸に突っ立っててくる
かわいっ♪

「場所なんてどこでもいいだろ?」

「良くねーの!ちょっ待て‥猿!北京原人!」

北京原人?

「北京原人って何だか知ってる?クス」

それは‥

「猿の祖先だろ?」

「人間の先祖だよ‥」

もぞもぞっと服の中で手が動き

「まっ待て‥」

一カ所を弄られ俺は口に手を当てた

「誰も来ないから声出していいんだよ?」

「そんなっあ‥保証誰がすんだよっン‥」

「さっきすごくエロかった癖に(笑)」

エロ?

「おっ俺は死にかけたんだぞっ!」

「大袈裟だな?俺が先輩落とす訳ないだろ?」

確かにガッシリ抱きしめられて俺と日高が一本の大木になったみたいだった

「だけどっ」

「先輩しっ♪お喋りはそれぐらいにして」

「あんっ日高っ」

竹林の中に甘い声がこだました

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