
。+゚僕は君に恋をした。+゚
第44章 思い出
「日高‥大丈夫かな?」
冷たいタオルを日高のおでこにのせて心配で顔を覗き込んだ
「きっと大丈夫だろ?」
「きっとって日高に何かあればどうすんだよっ!」
はぁ?
「顔面に肘鉄くらわしたのなっちゃんだろ?」
「がっ顔面かどうかわかんねーだろ!」
どう見たって顔面だろ?
眉間が少し赤くなっているだろ?
覗き込んだ時どこ見たんだよ?
「けど顎じゃなくて良かったな…」
「顎?」
「知らないのか?」
何が?
おでこにのせたタオルを鮫島が水の入った洗面器につけて絞って日高のおでこにまたのせた
「格闘技見ないのか?」
「格闘技?」
あーコイツ何も知らないのか?
「顎に入ったら致命傷‥泡吹いて白目向いてあの世とこの世をさまようの知らないのか?」
少し大げさに言ってやった
あの世とこの世をさまよう?
「日高っ!」
相川が寝てる日高君の身体を激しく揺さぶりだした
「バカか!!身体揺らすバカがどこにいる!」
日高っ!三途の川だけは渡るなよ!
手を合わせて拝んだ
目を開けてくれっ!
「あのなー‥。」
ったく相川は本当‥。
日高頼むからイカないでくれっ
「そんなに拝まれちゃ生きてるヤツもあの世いくぜ?」
生きてる?
「脈あんだろ?触ってみろよ」
そう言って日高の首に俺の指を押し当てた鮫島
トクン‥トクン‥トクン♪
生きてた‥
じわっと込み上げてきそうになる涙
相川が腕で目をこすった
「泣いてんのか?」
鮫島は知らないからそうやって、あっけらかんと言えるんだ‥
「大切な人‥が‥目の前で居なくなる恐怖味わった事あんのかよ!」
「はぁ?いきなり言われても」
「鮫島お前ないだろ‥日高が俺の前から消えようとしたんだ‥」
「ん?あの火事の時か?」
俺もあの時は焦った相川が日高君追いかけて焼けたアパートに入って行こうとしたからな‥
「‥違う」
違う?
「何が違うんだ?」
「あの時日高が‥」
「あの時?」
あの時日高を抱きしめた俺の手が真っ赤に染まって
日高が俺の腕からゆっくり滑り落ち地面が日高の赤い血で染まっていったんだ‥
言葉では言い表せない
言いようのない恐怖だった
ピクッピクッ‥
日高君が動いた?
「‥ん~っ痛」
「日高く」
「鮫島どけっ!日高大丈夫か!!」
俺を払いのけ日高君を抱きしめた相川
冷たいタオルを日高のおでこにのせて心配で顔を覗き込んだ
「きっと大丈夫だろ?」
「きっとって日高に何かあればどうすんだよっ!」
はぁ?
「顔面に肘鉄くらわしたのなっちゃんだろ?」
「がっ顔面かどうかわかんねーだろ!」
どう見たって顔面だろ?
眉間が少し赤くなっているだろ?
覗き込んだ時どこ見たんだよ?
「けど顎じゃなくて良かったな…」
「顎?」
「知らないのか?」
何が?
おでこにのせたタオルを鮫島が水の入った洗面器につけて絞って日高のおでこにまたのせた
「格闘技見ないのか?」
「格闘技?」
あーコイツ何も知らないのか?
「顎に入ったら致命傷‥泡吹いて白目向いてあの世とこの世をさまようの知らないのか?」
少し大げさに言ってやった
あの世とこの世をさまよう?
「日高っ!」
相川が寝てる日高君の身体を激しく揺さぶりだした
「バカか!!身体揺らすバカがどこにいる!」
日高っ!三途の川だけは渡るなよ!
手を合わせて拝んだ
目を開けてくれっ!
「あのなー‥。」
ったく相川は本当‥。
日高頼むからイカないでくれっ
「そんなに拝まれちゃ生きてるヤツもあの世いくぜ?」
生きてる?
「脈あんだろ?触ってみろよ」
そう言って日高の首に俺の指を押し当てた鮫島
トクン‥トクン‥トクン♪
生きてた‥
じわっと込み上げてきそうになる涙
相川が腕で目をこすった
「泣いてんのか?」
鮫島は知らないからそうやって、あっけらかんと言えるんだ‥
「大切な人‥が‥目の前で居なくなる恐怖味わった事あんのかよ!」
「はぁ?いきなり言われても」
「鮫島お前ないだろ‥日高が俺の前から消えようとしたんだ‥」
「ん?あの火事の時か?」
俺もあの時は焦った相川が日高君追いかけて焼けたアパートに入って行こうとしたからな‥
「‥違う」
違う?
「何が違うんだ?」
「あの時日高が‥」
「あの時?」
あの時日高を抱きしめた俺の手が真っ赤に染まって
日高が俺の腕からゆっくり滑り落ち地面が日高の赤い血で染まっていったんだ‥
言葉では言い表せない
言いようのない恐怖だった
ピクッピクッ‥
日高君が動いた?
「‥ん~っ痛」
「日高く」
「鮫島どけっ!日高大丈夫か!!」
俺を払いのけ日高君を抱きしめた相川
