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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第44章 思い出

「鮫島先輩も一緒にしよう♪」

目を輝かせながら河辺が誘ってきた

だから洗面器競争が何か‥

「しようよ?ね?」

「‥‥‥‥‥」





洗面器と洗面器の間にタオル挟んだ洗面器を腹の下に入れ一例に並んだ俺達

「よ~い♪ドン!!」

バシャバシャ♪バシャバシャ♪

ばた足でグングン進んでいく相川と日高君と河辺

これっ難しいぞっ‥
ばた足をしようとすれば腹の下の洗面器と洗面器がズレそうになる

バシャ‥バシャ‥

バランスとりずれーっ‥

バシャ‥バシャ‥

やっと中盤にきた頃

「鮫島何やってんだよ(笑)下手くそ!」

先にゴールした相川の野次が飛ぶ

ちょっと先にゴールしたからってイキがんな!
今に見てろ!
猛特訓して相川を抜かしてやる!

練習するとこなんてある訳ない。

「‥‥‥‥‥」

バシャバシャ♪バシャバシャ♪

バシャバシャ♪バシャバシャ♪

バシャッ!

壁にタッチしてようやく着いた鮫島

「2回戦よ~いっ!」

ちょっちょっと待てよ!俺今着いたとこっ

「ドン♪」

バシャバシャ♪バシャバシャ♪

‥‥‥‥。

くそっ!

バシャバシャ♪バシャバシャ♪

「鮫島先輩早く♪」

わかってるよ‥

バシャバシャ♪バシャバシャ♪

「鮫島またビリか?(笑)」

ムカっ!

バシャバシャ!バシャバシャ!バシャバシャッ!

「ぶはっ鮫島っ湯かかんだろ!」

無視!無視!

バシャバシャ!バシャバシャ!

「ちょっ鮫島!」

物凄い水しぶきあげて進んでいく鮫島

バシャバシャ!バシャバシャ!

!!

最後方だった鮫島が先頭の日高を追い抜かそうとしている!?

このまま日高君を追い抜けばっ!

「負けるか♪」

バシャバシャ♪バシャバシャ♪

バシャバシャ!バシャバシャ!

「すげーな‥」

「う‥うん‥」

ゴーっと源泉が吹き出る湧き口のような水しぶきを上げ進む2人

「ターッチ」

「ターッチッ!」

ほぼ同時にタッチしたタイル

「日高君やるな♪」
「鮫島先輩こそ(笑)」

相川のおかげでコツ掴んだ?

パチ‥パチパチ♪

息をのむ戦いに思わず拍手した

「先輩拍手はいいから早く来いよ(笑)」

あっ忘れてた!

「河辺お先~♪」

バシャバシャ♪バシャバシャ♪

「あっ待ってよ!ズルいーっ!」

「河辺♪早く来い(笑)」

鮫島先輩?

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